リースの仕組み

お客さまが選定した設備機器を、しがぎんリース株式会社がお客さまに代わって購入し、リースします。物件を所有した際に発生する事務(減価償却費の計算、固定資産税の申告・納付、損害保険料の付保、物件の廃棄処分など)は所有者であるリース会社が負担いたします。お客さまは、毎月のリース料をお支払いいただきます。


リースの種類

リース取引には、大きく分けて「ファイナンス・リース取引」と「オペレーティング・リース取引」の2種類があります。

  • ファイナンス・リース取引とは、以下の(a)(b)いずれにも該当するリース取引をいいます。
(a)解約不能 リース期間中に契約を解除できないリース取引またはこれに準ずるリース取引
(b)フルペイアウト 借手が、リース物件の取得価格及び諸経費の概ね全額をリース料として支払うリース取引

ファイナンス・リース取引はさらに、「所有権移転ファイナンス・リース取引」(リース契約上の諸条件に照らしてリース物件の所有権が借手に移転すると認められるもの)と、「所有権移転外ファイナンス・リース取引」(所有権移転ファイナンス・リース取引以外のファイナンス・リース取引)に分類されます。

リース会計基準とリース取引の税務上の取り扱いについて

所有権移転外ファイナンス・リース取引については、原則、売買処理を行うこととされています。しかしながら、中小企業は、「中小企業の会計に関する指針」を適用して、所有権移転外ファイナンス・リース取引について、賃貸借処理(支払リース料を経費処理)することができます。

ファイナンス・リース

お客さまが必要とされる物件を、リース会社がお客さまに代わって購入し、リースするものです。通常3~7年のリース期間中に、お客さまからリース料をお支払いいただきます。
しがぎんリースでは通常「ファイナンス・リース」のお取り扱いとなります。


リースのメリット

  • 資金にゆとりが生まれます。

    設備調達の際、リースであれば多額の資金を準備する必要がありません。
    金融機関からの借入枠を残すことができます。

  • 常に最新の設備が使えます。

    設備の使用予定期間にあわせてリース期間を設定することで、設備の陳腐化リスクに対応できます。

  • コスト把握が容易になります。

    中小企業の方は定額のリース料を経費処理できるため、コスト把握が容易です。

  • 事務の省力化が図れます。

    リース物件の固定資産税の申告・納付、減価償却費計算や動産保険料の支払の事務手続きが不要になり、事務負担が軽減されます。

  • 金利変動リスクを軽減できます。

    期間中のリース料は固定であるため、金利上昇局面では有利に働くことがあります。

  • 環境法令に適正に対応します。

    リース終了物件は、環境関連法令に則り当社が適切な処分を行います。また、お客さまの物件処分の手間を軽減し、環境配慮に寄与します。

リースとレンタル、割賦販売

リース レンタル
※弊社では取り扱っておりません
割賦販売
目的 新設備、新機種の導入 設備、物品の一時使用 新設備、新機種の導入
対象物件 一般設備機器 レンタル会社所有物品 一般設備機器
契約期間 5年程度の長期契約 時間、日、月単位の短期契約 26カ月以上の長期契約
会計処理 リース料全額損金処理(中小企業等の場合) 全額損金処理 購入代金損金処理不可(金利、手数料等は可)
物件の所有権 リース会社 レンタル会社 所有権留保(割賦期間終了時にお客さまに移転)
中途解約 解約不可 解約可 繰り上げ弁済可
保険 リース会社が動産総合保険料支払い レンタル会社が動産総合保険料支払い リース会社が動産総合保険料支払い
固定資産税 リース会社が納付 レンタル会社が納付 お客さまが納付
減価償却 リース会社が実施 レンタル会社が実施 お客さまが実施
契約期間終了後 再リース、または物件返還で終了 物件返還 お客さまに所有権移転
料金 長期的で割安 割高 少し割高